今年も夏が来た。
ぼくにとってはサッカーの想い出一杯の季節である。
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中3の夏
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幼稚園の頃から夏休みになると毎日まっ黒になって、サッカーをしていた。
特に中学に入ってからは、
口で言えないくらい色々な出来事がつまっている。
中学になり、Jr.ユースに入って初めての夏合宿は大きな試練だった。
朝5時に起きていきなり試合や、苦しい走り込みなど、今までに経験したことのない厳しい練習メニュー。
でもそれを乗り越えたおかげで仲間との絆を深めることができた。
そして二度目の夏合宿ではチャンスがめぐってきた。40名を超えるチームメイトの中で、初めてAチームに抜擢されたのだ。
けれども、それは良いことずくめというわけでもなかった。
今まで仲の良かった友達が急に冷たくなったり、合宿の試合で不甲斐ないプレーをすると容赦なく走らされたり…。
更に、合宿三日目、対外試合中敵のデカイフォワードにのしかかられ、鎖骨を折ってしまった。
友達が「大丈夫?」と集まってきた。友達の肩をかりてなんとかフィールドからでた。
春合宿で、手首を骨折して、一ヶ月半復帰できなかった時のことが、パァーと頭にうかんでくる。 病院に向かうコーチの車の中で痛みや、空しさで胸がつまった。我慢してたけど、涙があふれてくる。車が揺れる度、ギンギンと響いた。
長野総合病院で、あっさり骨折の診断。
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リフティング中の豪君
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コーチに「帰るか?」と聞かれた。
でもぼくは、
「みんなと一緒に帰りたい」と言い、合宿に残った。
中学最後の夏休み。一人でオリに閉じ込められたような気持ちだった一年のころとはちがい、今ではサッカーで友達とつながっている。
前よりも、もっと友達と仲良くなった事と…技術が向上したこと…メンタルが強くなったこと…三年かけて作り上げた、ぼくの宝物だ。
でも、そんな宝物を封印する夏が来た。なぜなら…(次回に続く)
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